推し漫画が大流行した。 このように書くだけでおそらく既に一つの漫画タイトルが思いつく方もいるだろう。 現在、日本を代表するといってしまってもいいほど大流行し、老若男女に親しまれるあの漫画、もといアニメである。 私はこの漫画を1巻から発売日に購入し、映画ではタイトルで涙ぐむほど大好きな漫画なのである。 この大流行を機に、なぜ古参オタクが老害になっていくのか、私の心の変化を書き留めておきたい。 私は、これまで推していた漫画が大流行したことはなかった。 私の本棚には3巻打ち切りの漫画が多くある。 この漫画も、当初は大きな危機感をもって購入した。 実際、3巻が出るころまでではインターネットの評価は芳しくなく、揶揄するようなコメントも多かったことを覚えている。 私も久しぶりにアンケートはがきを出し、延命に微力ながら期待しつつも、どこか危機感がぬぐえぬままであった。 しかし、あれよあれよと長期連載化、