4月28日付の朝日新聞デジタルを見て、軽い衝撃を受けた。犯罪の欄に、「ガラガラ首都高、ルーレット族が暴走 バトルに見物客も」という記事があったのだ。それによると、「東京都心の首都高速道路で、夜な夜な騒音をまき散らして暴走しながら周回を繰り返すルーレット族が活動を活発化させている」とのことである。 緊急事態宣言以降、首都高がガラガラであることは間違いない。クルマ好きなら、つい走りに行きたくなる状況だ。それでルーレット族が復活したのか? 私の認識では、いわゆるルーレット族はほとんど絶滅寸前。ここ10年以上、首都高でそんなに飛ばしているクルマに出会ったことはない。それが復活しているならば、確認せねばなるまい。 翌29日の夜8時過ぎ、首都高に乗り入れた。ガラガラである。本当にガラガラだ。これほど交通量が少ない首都高を見るのは生涯初めてかもしれない。私としては、32年前の昭和天皇の「大喪の礼」当日が