北沢俊美防衛相は8日、沖縄県宮古島市の下地敏彦市長と同市内で会談し、離島防衛強化のため陸上自衛隊の「初動担任部隊」を同市を含む先島諸島に配備するため、調査を始める方針を伝えた。下地氏は手続きを進める場合は、地元に丁寧に説明するよう求めた。 菅内閣は昨年12月に決定した中期防衛力整備計画(2011年度〜15年度)で、中国の軍備増強や東シナ海などでの活動の活発化を念頭に、沖縄本島から日本最西端の与那国島まで約500キロにわたる陸上部隊の「空白地域」に部隊を配備することを盛り込んだ。 同計画に沿って配備が検討される初動担任部隊は、離島への外国からの侵攻や災害派遣の初動に備える部隊。防衛省は宮古島か石垣島に中隊規模(200人程度)の配備を検討中だ。さらに同省は先島諸島では、艦船活動を監視する陸自の「沿岸監視部隊」を与那国島に100人程度の規模で置く方針。今年度の調査費は総額で3千万円を計上した
「焼肉酒家えびす」について、日本テレビ・読売テレビ系の人気バラエティー番組「人生が変わる1分間の深イイ話」が食中毒発生の直前に取り上げていたことが、インターネットで話題になっている。動画投稿サイトには放映時の録画とみられる映像が転載され、「番組を見て行った人もたくさんいるだろうに」などとする書き込みも相次いでいる。 番組は、4月18日の放送で焼肉酒家えびすを紹介。視聴者の投稿を基に「焼肉1皿100円」の安さと人気の秘密を探る-として、「人気の種類を大量に仕入れることで激安価格を実現」「高級店並みの接客」などと称賛していた。 死亡した4人のうち、富山県内と福井県内の男児2人が食事したのは放送3日後の4月21日。70歳と40代の女性2人は同23日だった。番組ではユッケを直接取り上げなかったが、メニューに掲載されている映像はあり、動画投稿サイト「ユーチューブ」などに番組の映像が次々と転載。5月5
東日本大震災で緊急停止した東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)について、石巻市の亀山紘市長は9日の記者会見で、「安全対策をした上で再開する方向で考える必要がある」と述べ、運転再開を容認する考えを示した。 女川原発の再開容認は、地元首長で初めて。 女川原発は、運転中の1、3号機と、定期検査で原子炉が起動中だった2号機が、地震でいずれも自動停止している。亀山市長は「配電盤火災などは安全対策をしてもらわねばならない」としながら、「福島第一原発のようにならなかったことで、津波対策はある程度評価している」と語った。 東北電力と地元との安全協定で、再稼働は県と地元2市町の了解が必要。宮城県の村井嘉浩知事は9日、「応急対策をしっかりしているか、まず政府で判断して頂く」と述べた。女川町の安住宣孝町長は先月26日の原発視察の際、「電力復旧のための環境を整える必要がある」と発言している。
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の客4人が死亡した集団食中毒事件で、食肉加工卸業者「大和屋商店」(東京・板橋区)が同チェーンの店舗にユッケ用和牛として卸していた肉の中に、和牛には該当しない交雑種の肉が含まれていたことが7日、読売新聞の取材でわかった。 店側では「和牛」と表示してユッケを提供していた。富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部は、肉が汚染した経緯と共に、ユッケの材料となった肉について詳しく調べる。 一般的に、交雑種は肉牛と乳牛をかけ合わせたもので、和牛は、肉牛の黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種とこれらを交配した牛。 交雑種であるにもかかわらず「和牛」として扱われていた肉は、先月13日に大和屋商店が加工した後納入されたもので、個体識別番号から、福島県内の畜産家の男性が飼育していたことが判明。男性によると、さいたま市食肉中央卸売市場で1頭約45万円、1キロ当
福島第1原子力発電所について東京電力で開かれる記者会見には連日、新聞、テレビから雑誌やフリー、インターネット媒体など多くの顔ぶれが集う。民主党が進める「記者会見の開放」の影響で原則誰でも参加できるからだ。会見のネット中継など存在価値を示す媒体もある一方、会見が混乱したり、糾弾の場と化したりする場面も少なくない。 東電や原子力安全・保安院など関係機関が一堂に会した統合本部の会見では“出入り禁止”も出てくるなど、「オープン会見」の限界や弊害も見え始めた。▼脈絡なき難詰 「はっきり答えてください! 私が東電からお金もらったことありましたか!」 東電で開催される会見は原発の対応や技術的質問に限らず、東電や政府の姿勢や、記者会見のあり方を問う場面も多い。しかし、この男性はインターネット媒体で自分を「総会屋の卵」などと書かれたとして激怒。会見本来の流れとは脈絡なく質問を始めた。東電は当惑したが、この男
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