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メディアは平気で嘘をつく。メディアで働いていて、他のメディアを見ていてつくづくそう思う。中には、意図的につかれる性質の悪い嘘もあるが、多くは、ある思い込みで取材を始めたものの、取材の過程でその思い込みが間違っていると分かった時に、最初のストーリーにこだわることによって、結果的に嘘をついてしまうケースだ。なんで突然そんな話を始めたかというと、一連の中国野菜の報道だ。 あるワイドショーを見ていたら、「中国野菜なしで食卓が成り立たない」というテーマのVTRが放送されていた。これには無理がある。一連の毒入り餃子騒動の以前ですら、中国産の野菜など、一般のスーパーにはほとんど並んでいなかったのだ。私は、自分で買い物に行くから、そのあたりの事情はよく分かっている。買い物に行って目にする中国産農産物といえばせいぜい、にんにく、ねぎ、ごぼう、そして、椎茸くらいなものである。いずれも、中国からの輸入が止まっ
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