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botanyとpaleobiologyに関するoanusのブックマーク (2)

  • 被子植物以前:シリアゲムシによる送粉 - むしのみち

    ハナバチ、ハエ、チョウが花を訪れ蜜を吸い、そのお返しに花粉を運んで受粉する(以後、送粉と呼ぶ)。そんな被子植物と昆虫の共生関係はいたるところで観ることができます。ハナバチやハエ、チョウ類では花蜜を効率良く摂取するために口器を特殊化させた種類も多くいます。 被子植物が栄える前(中生代中期以前:おおよそ1億年前以前)にはシダ種子植物や裸子植物などが主な陸上群落を構成していたと言われています。これらの植物は、風によって花粉をとばしてたと考えられていますが、実はこの時代にも送粉を担う昆虫類がいたのではないかいう興味深い仮説がサイエンス誌にて提唱されました。しかも、その候補となる昆虫とは、シリアゲムシ類だというのです。 シリアゲムシは長翅目(Mecoptera)に属するみるからにヘンテコな昆虫です*1。和名が示すように、成虫のお尻を上げるのが大きな特徴で、英語ではサソリのような尾に見えるので「スコー

    被子植物以前:シリアゲムシによる送粉 - むしのみち
  • 恐竜による種子散布 - むしのみち

    中生代のシリアゲムシによる花粉媒介を想像していたら、中生代といえば恐竜が優占していたことを思い起こしました。 鳥類も恐竜の一部から進化してきた可能性を考えれば、現在鳥類果たす生態的な役割を恐竜が担っていたとしても特に不思議ではありません。空飛ぶ恐竜、植性の恐竜などが生息していたようなので、(あくまで空想ですが)恐竜によって送粉される植物があったかもしれません。 実際には一部の恐竜が、ソテツ(Cycadophyta:ソテツ門)やイチョウ(Ginkgoopsida:裸子植物イチョウ綱)などの種子を散布していた可能性が研究者によって示唆されています*1。ただし、ソテツやイチョウの種子が入った恐竜の糞または腹部の化石が残る可能性はかなり低いので、今のところ直接的な証拠が得られているわけではありません。 西表島のソテツ林 文献 Butler RJ et al. (2009) Testing co-

    恐竜による種子散布 - むしのみち
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