最終氷期の気候とその変動 last update: 2005/08/01 以下、「最終氷期」は 10 万年前から 1 万年前くらいまでを指すことにする。 最終氷期のシベリア 最終氷期のシベリアにはマンモスが棲んでいた。シベリア+氷期で非常に 厳しい環境のように一見感じられるが、そうでもなかった。 寒いが乾燥していたために、マンモス・ステップと呼ばれる草原が発達した。 夏は草原、冬は乾燥していて雪が積もらないために枯れ草が豊富で、 草食獣にとっては年中食物があったのである。そのため、現在の アフリカのサバンナと全く同様の生態系が発達していた。 情報源 [講演] 小澤智生 (名大) 「マンモス化石試料から読み取る マンモスの起源・進化・絶滅」 at 名古屋大学万博記念国際フォーラム 市民向け講座「氷河期から地球温暖化、そして未来は」 (2005/07/31) 名古屋市科学館 Younger D