このコラムについて 産業を支える資源に対するリスクが高まっている。銅やアルミなどの非鉄金属はもちろん、自動車の触媒に必須なプラチナ、次世代電気自動車に使われるリチウムなどのレアメタルも、“資源メジャー”や新興国の国家戦略とも絡み始めている。これまでカネさえ出せば入手できたさまざまな産業のキーとなる鉱物資源の囲い込みが始まっている。このコラムでは、鉱山技術者として世界の現場を踏破してきた筆者が、これからの資源リスクについて解説する。 記事一覧 記事一覧 2011年4月7日 さよならウラン、こんにちはトリウム 米中印が続々参入…福島原発事故で浮上した未来の原発 トリウム溶融塩炉は、もともと米国が研究開発していたものだ。しかも、1965年から1969年まで無事故で成功裏に実証試験を終えているのである。 2011年3月3日 中国が独占意欲「トリウム原発」とは 米国はしたたかに“潜行”、日本の出遅れ