当ブログにはアフィリエイト広告を掲載しています アオイ アオイの受難 あたしがえびねのうちの子になったのは、すごーくすごーく前のこと。 リビングにはケージが置いてあって、あたしより幼い茶色い仔猫が入ってた。 そぉっとのぞいて見ると、シャーって言うの。 それがユズだった。 ユズはニャーニャーうるさくて、数日も経たずにケージから出してもらってたわ。 ケージから出ると、いつもあたしを追いかけまわしたの。 まるで小鬼みたいだったわ。 後ろから急に襲いかかってくるんだもの。 えびねはよく「ユズはすぐ大きくなってアオイを追い越すよ。だから今のうちに、アオイがお姉さんだってことをユズに思い知らせなさい」って言ってたわ。 でもユズはちっちゃいから、なんだか可哀そうになっちゃって、思いきりパンチできなかったの。 パンチするとユズは怒り出して、よくケンカになったわ。 えびねが割って入ってくることもあった。 オ