準々決勝の4試合が終わり、大会は再びノーゲームデーとなった。23日と24日の2日間、当地ドーハでは試合がない。4大会連続でのベスト4進出を決めた日本代表も、23日は宿泊地の引っ越しに伴って完全オフ。練習取材がなくなった代わりに、JFA(日本サッカー協会)の原博実技術委員長によるブリーフィングがMMC(メーンメディアセンター)で行われることとなった。「おかげさまでチームもベスト4に入ることができました。あと2試合ありますが、よろしくお願いします」と語る原委員長の表情からは、そこはかとない安堵(あんど)感が透けて見える。まずはこのブリーフィングの中から、特に重要と思われる2点について、お伝えすることにしたいと思う。 第1点は、次回大会の予選免除の件である。前回のコラムで私は「(次回開催国の)オーストラリアがベスト4入りした場合、その時点で日本の予選免除も決まる可能性がある」と書いた。だが原委