年が明けてからこの記事を読むという方には、新年明けましておめでとうございます。一年の終わりの日にこの記事を開いたという方には、よい新年が迎えられますようにと、一年の始まりと終わりのご挨拶。さて、恒例の年間ベスト。例年20本に纏めるようにしていたのだけど、今年は25本。最後の5本を「その他」にすることができなかったというのが理由。個人的なことだけど、2013年は長く愛着を持っていた仕事が不安定になってしまい、最終的に仕事を辞めざるを得ない状況になり、間違いなくこのブログを始めてから一番映画館に足を運べなかった年だった。そんな状況の中で優れた映画に触れたときただ思うのは、一本の作品はそれ単体では決して人生にはならない、という当たり前のことだった。映画はスクリーンに映し出される知らない誰かの時間と共に生きる装置でもある。いかにその時間を共に生きることができたか。だから一年の終わりにこうやって振り