2015年8月2日のブックマーク (1件)

  • ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ、ジョン・フォードを語る - 明るい部屋:映画についての覚書

    境界線 ──ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ、ジョン・フォードを語る ──『歴史の授業』を上映後の議論を思い出します。その中で、この作品とホークスの『三つ数えろ』が比較されました。どちらの作品においても、調査をする人物が、もつれた糸をほどき、人々と出会い、彼らに質問をする。これはつまり、あなたの映画ではフォードよりもホークスの存在のほうが、明白で明らかだということです。同意なさいますか? ジャン=マリー・ストローブ(以下、JMS):『歴史の授業』は反ホークス的映画だ。クレーンによる細分化された上下移動は、ホークスとは何の関係もない。われわれが撮った映画の中にホークス的作品があるとするなら、それは『オトン』だ。われわれの映画がフォード的かどうかということについては、答えない。それはうぬぼれがすぎる。そんな役目はチミノやコッポラに任せるよ。フォードと自分を比べるなんてごめんだ。 ─

    ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ、ジョン・フォードを語る - 明るい部屋:映画についての覚書