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ブックマーク / kogarasumaru.hatenablog.com (3)

  • "人は成長する"という物語を捨て去ることができますか?斎藤幸平著「人新生の資本論」 - 世界を救う読書

    私は基的に流行り物に飛びつかないようにしています。でも同じです。 流行っている物がすなわち良い物とは限らないと思いますし、「流行ってるから読んでみようって恥ずかしくない?」という、ある意味”中二病”的な心理も働いていることは否定できません(笑)。 そんな私が流行りに乗っかって読んだがこちらです。 斎藤幸平 著「人新生の資論」。 人新世の「資論」 (集英社新書) 作者:斎藤 幸平 発売日: 2020/09/17 メディア: 新書 ・・・遅っっっ! 遅いよ! 今頃読んでるの?? という鋭いツッコミが聞こえてきそうです。 書店でもベストセラーとして並べられ、メディアでもかなり取り上げられており、ご存知の方は多い書。そのせいかネット上でも多くの書評が展開されているのが散見されます。 ただ、率直に言ってどれも似たような書評ばかりで、書の最大の魅力に迫っているものがほとんどないと感じてい

    "人は成長する"という物語を捨て去ることができますか?斎藤幸平著「人新生の資本論」 - 世界を救う読書
    obsv
    obsv 2021/03/15
    “我々が真に資本主義を超克するためには「困難は乗り越えることができない。」「人は成長しない。」という事実を受け入れる強さを持つしかないのではないか。”
  • 真の教養を身に付けられるカンタン読書 - 世界を救う読書

    昨今テレビや書籍、そしてYoutubeなどでもよく題材として取り上げられるのが「教養」です。特に大人向けの教養。 Youtubeで検索すれば「大人が身につけるべき教養」みたいな動画はいくらでも出てきますし、屋に行けばかならず教養コーナーがあります。 そんな話題の教養ですが、多くの人が勘違いしていることがあります。それは「教養とはたくさん知識を身につけることだ」と思っていることです。 確かに教養と知識は密接に関係があります。しかし、「知識=教養」ではありません。 たしかに日々のニュースについてよく知っている人を見ると「すごいなぁ」と思います。あるいは古典文学なんかをよく読んでいる人を見ると「教養がある人って格好いい」と思ったりもするでしょう。 でも、「多くのことを知っている」というだけで教養があるといえるのでしょうか? ものすごく色んな知識を持っている人でも、事あるごとに「ねぇ、ねぇ、これ

    真の教養を身に付けられるカンタン読書 - 世界を救う読書
    obsv
    obsv 2020/08/19
    “教養があるというのは、自分や該当する事象がどの位置に存在するかが分かっているということ。つまり、知識や物事が形作る全体像を把握し、それぞれがどのような関係性で位置づけられているのかを理解すること”
  • トランプ大統領の誕生を防げなかったリベラル派の総括 - 世界を救う読書

    ・・・という訳で、前回書ききれなかった読書レビューの続きとなります(笑)。 アメリカ政治経済学者マーク・リラ著「リベラル再生宣言」です。 ※レビュー前半はこちら↓ この著者マーク・リラの主張の興味深いところは、20世紀初頭からのアメリカの一世紀の歴史を1970年代までと、1980年代以降に分けて分析しているところです。 リラは1970年代までをルーズベルト体制、1980年代以降をレーガン体制と呼びます。 そして、それぞれの体制のキーワードは ルーズベルト体制では「連帯、機会均等、公共への義務」 レーガン体制では「自主自立、小さな政府」 です。 これはアメリカの話ですが、実はこれって日も似ていると思いませんか? 年代にズレはありますが、戦前〜高度経済成長期の日も連帯や団結が重視され、就職や学業などさまざまな分野で機会均等という考えが広まりました。 そして、そのような公共性を重視する考え

    トランプ大統領の誕生を防げなかったリベラル派の総括 - 世界を救う読書
    obsv
    obsv 2020/08/19
    “リベラル派が強く訴えれば訴えるほど、世間からは冷めた目で見られるようになってしまった。それがリベラル派が支持を失っていった原因だとリラは述べます。”
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