カップヌードルと縄文土器の意外な共通点 縄文土器の誕生により、縄文人は食料を煮炊きすることができるようになり、定住生活をおくるようになったと言われています。またカップヌードルはそれまでの麺文化を全く違う姿へ導き、新しい食のスタイルを確立しました。その意味では、縄文土器とカップヌードルは日本の食史上における発明と言えます。またよく見ると、縄文土器の下部のフォルムがカップヌードルの形と似ているように見えます。様々な共通点を持つ、2つの夢のコラボレーションがここに実現しました。 人とともにあるうつわ 受け継がれる「民藝」の思想 制作は、約250年の歴史を持つ、「瀬戸本業窯」。手掛けたのは、8代目後継・水野雄介氏。 今回縄文土器を瀬戸本業窯に依頼した理由は2つあります。まず、クッカーという性質上、水がしみやすい土器ではなく、釉薬をかけた陶器がふさわしいからです。もう1つは、瀬戸本業窯が日本の食を支