英語やフランス語でSATSUMA(さつま)といえば、焼物(薩摩焼)か温州みかんのこと。 これは、幕末~明治初期に薩摩藩が独自にイギリスやフランスと交流したことの名残です。 イギリスの英語辞書「コリンズ」 ● satsuma(サツーマ) 1.食用果物として日本で栽培された小さなかんきつ類の木「unshiu(うんしゅう)」。 2.ゆるんだ皮と簡単に分けられる中身による果樹。 ● Satsuma(サツーマ) かつて日本の南西部,九州にあった州。焼物で有名だった。 ● Satsuma ware(サツーマ ウェア) 18世紀後期、日本の薩摩で作られていた陶器。 薩摩藩、パリ万博に出展 1867年(慶応3年)4月1日~11月3日、フランスのパリで万国博覧会が開催されました。日本からは江戸幕府が参加しましたが、薩摩藩も「日本薩摩琉球国太守政府」の名で幕府とは別に出展しました。ここで展示した薩摩焼(白薩摩