死の匂いがしない世代が描くおこがましさ ネットの医療情報、怖いことは書いてあっても…… 人は物語の中を生きている 「医療現場のコミュニケーション・エラーで苦しむ人たちを救いたい」とボランティアの医師4人が活動するプロジェクト「SNS医療のカタチ」。この活動費にあてようと売り出したチャリティーグッズには、漫画家のおかざき真里さんがイラストを寄せています。2年前、がんの父が自宅で息を引き取ったというおかざきさんは「人は〝物語〟の中を生きていると思います。父が『自分の希望する最期』の設計図を示してくれたから、大変だっただろうけれど家族はそれをかなえられた」と振り返ります。 ――おかざきさんの描いたチャリティーグッズのイラスト、スプーンの上のクジラがとてもかわいいです。 SNS医療のカタチでグッズをつくるので、何かイラストを描いてくれないかとお願いされました。SNS上で医師の皆さんの活躍は拝見して