君が代とは壮大な一大叙事詩である。 ただ、現代においては、一番のみが広く知られ歌われていて、意味が矮小に誤解されているようだ。そのせいであろうか、学校行事などでも国歌としては歌いたくないという意見もある。 だが、我が国の国歌が、ある特定の一族の繁栄のみを祈るなどという、そんなスケールの小さなものなどであるはずはないではないか。本当は全人類、いや更にずっと広い視野に立った素晴らしい歌なのだということを知って、これからは誇りを持って堂々と歌っていただきたい。 今では忘れられた二番以降の歌詞を書き留めておく 一番 「君が代は千代に八千代に さざれ石のいわおとなりて 苔のむすまで」 二番 「君が代は千尋の底の さざれ石の鵜のゐる磯と あらはるゝまで 」 三番 「君が代は千重に千早に さざれ石の鋼となりて 星の果てまで」 四番 「君が代は千草と萌え栄え さざれ石に交わりなじみ 時の果てまで」 五番