古いクルマに乗り続けると、税金が高くなる。ただでさえ高くて問題のある日本の自動車関連税は、古いクルマを大事に乗っているユーザーに対して不当に厳しい。 「旧車」といっても新車登録からわずか13年で重課税は始まる。今年から見ると2005年式のクルマがもう重課税対象となるわけだ。 2005年って、ついこの前じゃないですか! こうした旧車への重課税に対して、「道徳のカケラもない」と怒っているのが自動車ジャーナリストの渡辺陽一郎氏。 まずは新車登録13年超のクルマがどれくらい多く税金を払っているかを紹介し、国がなぜ古いクルマに重税を課すのかを検証してゆきたい。 文:渡辺陽一郎 写真:Shutterstock ■ただでさえ高くて問題もある日本の自動車関連税 自動車の税金には、購入時に納める自動車取得税、購入時と車検を受ける時に納める自動車重量税、毎年納める自動車税(あるいは軽自動車)の3種類がある。