・ラーメン屋さんであろうが、フレンチのシェフであろうが、 お鮨の職人でも、お菓子づくりのパティシエでも、 材料の買付けから、下ごしらえから、料理、そして提供、 お客とのやりとり、片付け、なんなら後輩の指導…と、 やることがとんでもなくたくさんある。 どんな仕事でも、なかなか大変だとは思うけれど、 料理に関わる人たちのやっていることは、 一所懸命な人ほど「割に合わない」ようにも見える。 もちろん、いい加減に流してやってる人だって、 いないこともないのだろうとは思うけれど。 料理人たちが真剣にやっていることは 「損得」だけではとうてい続けられないものに思える。 ご本人たちは「これが仕事だから」とか、 「これしかできませんしね」なんて答えたりするけれど、 そういう「職業」を選択したからやっているというより、 そういう「生き方」を選んでやっているように見えるのだ。 料理人がわかりやすいから例に出し
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