12月20日、アフリカの国エチオピアが、初めての人工衛星を打ち上げた。 中国の資金援助を受けたこの人工衛星は、中国南部の大原市宇宙センターから打ち上げられ、エチオピアの首都・アジスアベバにあるエントット観測研究センターに集まった両国の関係者らが、中継される打ち上げの様子を見守った。 農業に役立つデーターを収集 中国の長征4号ロケットによって打ち上げられたエチオピアの「ETRSS-1(Ethiopian Remote Sensing Satellite)」は、エチオピアの21人の科学者が中国空間技術研究所の協力を得て開発した人工衛星。エチオピアを含むソマリ半島一帯の気象データなど、農業に役立つデーターをリモートセンシングで収集する。 海外メディアの報道によれば、開発打ち上げプロジェクトの総費用は日本円にして約8億7千万円とのこと。そのほとんどを中国が出資したらしい。 農林業が主要産業であり、
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