東京・池袋で起きた暴走事故で妻と娘を亡くした遺族の名前をあげて、「殺しに行く」などと電話をかけたとして、鳥取市の62歳の容疑者が警視庁に逮捕されました。 逮捕されたのは鳥取市の無職、吉村育久容疑者(62)です。 2019年に東京・池袋で当時87歳のドライバーが運転する車が暴走し、松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)がはねられて死亡した事故をめぐっては、真菜さんの夫の松永拓也さんなど遺族9人が裁判を起こし、東京地方裁判所はドライバーとその保険会社に対し、1億4600万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。 吉村容疑者はこの判決の翌日に松永さんを名指ししたうえで、「池袋の暴走事故のことで裁判があったと思うんだけど被害者を殺す。俺は暴力団だけど、そのうち殺しに行く」などと警視庁に電話をかけたとして19日、脅迫の疑いで逮捕されました。 警視庁によりますと、調べに対し、「間違いありません