毎日数秒おきに店舗のカウンターを自動撮影する仕組みを用意し、約2万5000枚の画像を収集することでデータセットを準備した。独学で機械学習を学びながら、必要となるデータセットも準備してきた田原副社長は「AI開発の過程でいくつもの壁にぶち当たった」と振り返る。 それは(1)課題設定が明確でないと、自分の目的に合ったデータを使っての機械学習ができない、(2)ディープラーニング用のデータ収集と分類に膨大な手間が掛かる、(3)機械学習の内容自体が難解である、(4)実際の業務オペレーションや費用対効果がどうなるか分からない、といったもの。独学で開発したものを実際の業務に落とし込んできた田原副社長だからこそ痛感できたという。 今後もシステムの改良は続ける。現在、業務用チャットワーク内に常駐させているチャットbot「SUZY」(数字で見る人なのでスージー)は売上分析やセールの効果分析などを行っており、チャ