大学生になって一人暮らしを始めた最初の年の事。 光ファイバー完備の7畳一間で俺は「ひきこもり」になった。 何にもやる気がおきない、食べるのも面倒臭い、人と会うのが怖い。起きるのが辛くて一日中ふとんの中で過ごす事もしばしばあった。 たまに起きてもPCの前で鬱病チェックとかググってたり、メンヘル板でROMってたり。次第に自分は鬱病なんじゃないかと疑い始める。ますます気が滅入る。 ネガティブシンキングの連鎖は朝から晩まで止まる事を知らなかった。 まぁ、ここまではそんな珍しくない話かな。 こうして4週間ぐらいひきこもりの日々が続いた。もう朝も昼も夜も日付にも感心がなくなってきた頃の事だ。 幸いな事に自分を心配してくれる友人がいたので、彼のススメで精神科に通う事になった。 厳密に言うと、通ったのではなく2度ほど受診しただけなんだが。 まずホームページでその精神科の情報を得ることから始まった。 開院時