モバイルファクトリー<3912>が、3月26日、東証マザーズに新規上場し、後場に入って公開価格1410円を99.4%上回る2812円で初値を付けた。 初値形成後は、一時3250円まで買われたものの、次第に値を崩す展開となり、14時ごろからは初値を下回る2400~2500円近辺で推移。結局は終値2358円で初日の取引を終えた。全体市場が日経平均株価で前日比275.08円安となるなど厳しい市場環境の中で、利益確定売りを急ぐ流れが出たと言えそうだ。 さて、そうしたスタートを切ったモバイルファクトリーだが、東証マザーズ上場に伴い、成長可能性に関する説明資料を開示した。今回はその資料から同社の現状と今後の成長戦略をピックアップしてまとめてみた。 ■安定した利益体質を構築、ソーシャルアプリサービスの比重が拡大中 まずは、これまでの業績推移から見てみると、売上高の推移はやや波があるものの、13期連続の黒