神奈川県の湘南地域を中心に15日、駐車中の車やベンチに積もっている黒い砂状の物質が見つかった。 県が電子顕微鏡で分析したところ、ケイ素が主成分で鉄とアルミニウムが少量含まれていることが確認された。肉眼で見え、砂粒くらいの大きさ。県によると、人体に影響はないと見られるという。 砂状の物質が確認されたのは、鎌倉市や平塚市など県内の5市8町。ほとんどが相模湾に面した自治体だが、一部海に面していないところもある。住民から各自治体に通報があったという。 県が横浜気象台や国立天文台に確認したところ、黄砂や山の噴火、14日から15日に観測された流星群とは関係がない、という回答だった。工場の事故連絡もないという。 県は情報収集と成分の詳しい分析を続けている。