刑事事件の被告の男性弁護士が、広島地裁での公判の開始時間を誤り、法廷に現れなかったため、延期になったことが21日、わかった。 被告の勾留期間が伸びる可能性があり、弁護士は「まずは被告に謝りたい。裁判官や検察官にもご迷惑をかけ、大変申し訳ない」と話している。 弁護士は、広島市中区で、会社員男性に因縁を付けて顔面を殴るなどしたとして傷害と窃盗の両罪で起訴された被告の弁護を担当。この日予定されていた審理では、弁護側の証拠を提出する予定だったという。 ところが、弁護士は、午後1時半からの公判開始時刻を、午後2時からと勘違いした。法廷には裁判官、検察官もそろっていたが、弁護士が来なかったため、河村宜信裁判官が、期日の延期を告げた。