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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (19)

  • タイタンの乗客乗員をバラバラにした深海水圧はどれほど脅威か 「あるはずのない事故」続発のリスクを防げ! | JBpress (ジェイビープレス)

    去る6月18日、米国の深海探検専門ツアー会社「オーシャンゲート」が所有する深海艇「タイタン」が、100年前に沈没した豪華客船「タイタニック」の残骸を見るツアーに出航後、消息が途絶えました。 米国の沿岸警備隊が捜索したところ、6月22日になってタイタンの破片が海底で発見され、乗員5人全員が死亡したとの見解が発表されたのは周知のことと思います。 タイタニックの残骸はアメリカ大陸が欧州に向けて最も突き出したカナダのニューファンドランド沖600キロほどの海底に沈んでいます。 海底の深さは約3.8キロほど。

    タイタンの乗客乗員をバラバラにした深海水圧はどれほど脅威か 「あるはずのない事故」続発のリスクを防げ! | JBpress (ジェイビープレス)
  • 地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側 【川から考える日本】東京に搾取された富士川とサクラエビの関係 | JBpress (ジェイビープレス)

    「何のことだろう?」と気になるタイトルで静岡新聞が始めた「サクラエビ異変」が4年半の連載を閉じた。駿河湾へ注ぐ富士川流域に暮らす人々を巻き込み、行動に駆り立て、記者はさらに調査を深めて、また一歩進む。「課題解決型報道」としてジャーナリズムの世界でも注目された。その連載を担当した坂昌信記者(現在、静岡新聞清水支局長)に話を聞いた。 暴かれた国策民営会社、日軽金属株式会社の悪事 ――2018年春の漁獲減少を契機に、富士川の上流から下流にかけて起きている問題を報じていきました。第1章は「母なる富士川」として上流で問題になっている堆砂問題から始まりましたね。 「静岡新聞では編集局全員でキャンペーン連載のテーマを話し合って決めるのですが、その年はサクラエビの不漁に決まりました。 サクラエビ漁は1894年に富士川河口で、アジの船引き網漁で偶然かかって始まったとされます。現在では静岡県民のソウルフー

    地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側 【川から考える日本】東京に搾取された富士川とサクラエビの関係 | JBpress (ジェイビープレス)
  • ジャニー喜多川・性加害問題を報じたBBC制作陣が語る、なぜ我々は報じたのか #1 藤島ジュリー景子社長にインタビューを申し込んだ時のこと | JBpress (ジェイビープレス)

    今年3月に英公共放送BBCが報じた故ジャニー喜多川氏の性加害問題。ドキュメンタリーが放映されてから、その衝撃は日にも広がり、20年以上の時を経て、この問題が大きく再燃している。 ドキュメンタリーの中では、リポーターを務めたジャーナリストが藤島ジュリー景子社長に取材を申し込み、したたかに門前払いをらわさられた。しかし、結果としてジャニーズの傲岸不遜な態度や隠蔽体質は批判をどんどん大きくしてしまった。 一連の騒動のキッカケを作ったジャーナリストで、BBCの番組制作を手掛けるモビーン・アザール氏に話を聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) (全2回の#1) ◎#2「ジャニーズ性加害問題を報じたBBC制作陣が語る、ジャニーズ事務所の権力構造」(5月28日公開予定) ──BBCのドキュメンタリーが英国で放送され、その衝撃は日でも広がり続けています。次々と新たな被害者が名乗り出て、過去

    ジャニー喜多川・性加害問題を報じたBBC制作陣が語る、なぜ我々は報じたのか #1 藤島ジュリー景子社長にインタビューを申し込んだ時のこと | JBpress (ジェイビープレス)
    ogawat1968
    ogawat1968 2023/05/28
    “この分野の専門家に第三者として入ってもらい、必要な情報の開示も、必要な人との面談の機会も提供し、声をあげた勇敢な被害者の方と対話の機会を持ち、カウンセリングも提供してサポートすべきです。”
  • 派手に燃え上がっているColabo「不当」会計疑惑住民監査請求のゆくえ 仁藤夢乃氏率いるColaboに降りかかる疑惑、なぜメディアは報じない? | JBpress (ジェイビープレス)

    一般社団法人「Colabo」に委託事業や交付金を出していた東京都。活動計算書などの書面に疑義が生じている(写真:アフロ) 最高に面倒くさいことになっている活動家・仁藤夢乃さん率いるColaboの一件、Colaboに対する住民監査請求が棄却・却下されずに通ってしまって、年末政治の話題に華を添えています。 監査請求を出した暇空茜さんが監査結果の内容の一部をネットで公開したのを見る限り、会計に対して「不当」という強い言葉を使い、担当部局に対して是正を勧告するという、この手の問題においては割と(かなり)強い表現になっています。 各所で話題になっていますが、公開されている記録の限りでは、2016年以降、監査請求が通ったのは、都知事だった舛添要一さんが公用車を私用に使った程度の話です。今回のように、福祉政策に関わる団体の報告や精算において、「不当」との判断が出され、2月末を期限として処理を勧告するとい

    派手に燃え上がっているColabo「不当」会計疑惑住民監査請求のゆくえ 仁藤夢乃氏率いるColaboに降りかかる疑惑、なぜメディアは報じない? | JBpress (ジェイビープレス)
    ogawat1968
    ogawat1968 2022/12/31
    “本件は当初「問題なし」で処理されかけたところ、公認会計士の資格を持つ有識者からの指摘が複数あり、差し戻しとなりました。  (略…)  一般企業では、こうした行為は普通に粉飾決算にあたります。”
  • 「ドミソ」の和音を生み出した天蓋の焼失 ノートルダム大聖堂火災、人類は何を失ったか(2) | JBpress (ジェイビープレス)

    ノートルダム大聖堂火災、単に文化財建築が焼失したという以上に、かけがえのない人類の軌跡が、跡かたもなく消えてしまったことは、どれだけ悔いても悔い切れません。 前回(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56140)、私がそう記したのには明確な理由があります。 今日、私たちが普通に親しむ「ドミソ」などの3和音は、このノートルダム大聖堂という建物が建設されたことで生まれました。 専門の音楽史のを開けば必ず記されている「ノートルダム楽派」についてお伝えします。 私たちの研究室は2017年以降、ノートルダムでの演奏評価予算を日学術振興会に出し続けていましたが、今年も通りませんでした。 2016年まで、バイロイト祝祭劇場という別の重要な建物についての仕事が一段落した後、私にとって原点でもあるノートルダム=西欧ポリフォニー成立の原点に、研究室としてアプローチしよ

    「ドミソ」の和音を生み出した天蓋の焼失 ノートルダム大聖堂火災、人類は何を失ったか(2) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 京極夏彦氏はここまで「読みやすさ」を追求していた 版面の細かい制御のため、InDesignで小説を執筆 | JBpress (ジェイビープレス)

    書籍などで、主に文が配置されている部分を版面(はんめん、はんづら)という。小説は版面によって、読んだときの印象や、読みやすさが大きく変わる。このため、版面の作りに大きな労力をかけて小説を書いているのが、小説家の京極夏彦氏だ。 2018年6月2日に東京・下北沢の書店「屋B&B」で「[京極夏彦×装丁夜話]京極夏彦の版面」というイベントが開催された。このイベントを企画したのは、装丁家の折原カズヒロさんと坂野公一さん。今回は、坂野さんがこれまでに何冊もの装丁を手掛けた作家京極夏彦さんを呼んで、版面づくりの詳細を語ってもらった。 版面によって読み味が違う 京極です。坂野さんとのお付き合いは古くて、彼が「独立するんです」と報告にきた際に、じゃあ初仕事に『豆腐小僧』の装丁を、と依頼したんですが、まさかこんなに立派な装幀家になるとは思いませんでした。「装丁夜話」のスペシャル版ということで呼んでいただい

    京極夏彦氏はここまで「読みやすさ」を追求していた 版面の細かい制御のため、InDesignで小説を執筆 | JBpress (ジェイビープレス)
    ogawat1968
    ogawat1968 2018/07/12
    “小説はストーリーそのものではありません。ストーリーをどうやって読んでいただいたらおもしろくなるかということを考えて書かれた文章が小説ですね。”
  • 日本のノンアルコールビールが不味すぎる理由 ドイツとの決定的な差は財務省の規制にあった | JBpress (ジェイビープレス)

    ドイツ南部ミュンヘンで、ビールの祭典「オクトーバーフェスト」の開幕後、ビールを運ぶウエートレス(2017年9月16日撮影)。(c)AFP/dpa/Felix Hhager〔AFPBB News〕 長らく不思議に思いつつ、まじめに調べずにいたことの1つに、どうして日のノンアルコールビールは、ここまで破壊的に不味いのか、という点があります。 生産者の方には申し訳ないのですが、ミュンヘンから大半のドイツ人の正直な感想とともにお送りしています。 必ずしもビールの味にうるさくない大半の日人にとっても、具体的に商標などは出しませんが、素直に言ってノンアルコールビールは全般においしいというものではない気がします。 安全運転その他の理由で仕方なく飲まれる「代替飲料」で、それ自体として楽しまれる独立した飲み物とは、残念ながら言いがたいのが2017年日の現状ではないでしょうか? これを痛感するのは、ドイ

  • ケニア選挙やり直しの英断、司法独立への期待に火 アフリカ初の無効判決、一躍国民のヒーローになった最高裁判事 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    ケニア選挙やり直しの英断、司法独立への期待に火 アフリカ初の無効判決、一躍国民のヒーローになった最高裁判事

    ケニア選挙やり直しの英断、司法独立への期待に火 アフリカ初の無効判決、一躍国民のヒーローになった最高裁判事 | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 実験失敗と報じられた「こうのとり」6号機の真実 宇宙ステーションへの物資輸送、100%成功してるのは日本だけ | JBpress (ジェイビープレス)

    宇宙空間を15年以上飛び続ける人類の「宇宙の棲み処」、国際宇宙ステーション(International Space Station、略してISS)。そのISSが今や、日の宇宙船なしには存続しえなくなっている事実をご存知だろうか? その名は「こうのとり(HTV)」。無人の貨物船であり、ISSに住む宇宙飛行士たちに料、水などを届ける「宇宙生活の命綱」だ。現在、ISSへの物資輸送は米国2機、ロシア1機、そして「こうのとり」の4機が担っている。日以外の貨物船は最近、たびたび失敗しており100%成功しているのは、日だけ。 さらに「こうのとり」しか運べない荷物がある。それが「バッテリー」。ISSで使われてきた旧型バッテリーが老朽化し、バッテリーの交換はISSを今後も使い続けるための最重要課題だった。その大役が、100%の成功率と世界最大の輸送能力を誇る「こうのとり」に任された。 2016年12

    実験失敗と報じられた「こうのとり」6号機の真実 宇宙ステーションへの物資輸送、100%成功してるのは日本だけ | JBpress (ジェイビープレス)
  • これは快感!画期的アコギを生んだ逆転の発想とは スイッチひとつで「上手くなった気になる」ギター | JBpress (ジェイビープレス)

    若いころ少しかじったギターに、もう一度トライしたい──。こんなことを思い立ったとき、まず必要なのは、楽器を手に入れることだ。 お気に入りのミュージシャンが使うモデルや、昔は高嶺の花だった海外ブランドに目を向けるのもいいが、ここではもう1つ、ぜひ検討してみたいギターを紹介しよう。11月にヤマハが発売した「トランスアコースティックギター LL-TA」だ。 このギター、見た目は普通のアコースティックギター(アコギ)だが、内部に驚きの仕掛けがある。アンプやスピーカーなしで、体からエフェクトをかけた音が出るのだ。 むろん、中にスピーカーを仕込んでいるのではない。秘密は、ヤマハが独自に開発した「アクチュエーター」という装置。これはギターのボディに振動を加えて音を出す装置で、エフェクト音はこの装置を通じて、ギター体からの響きとして鳴らされる。 ・・・と、まどろっこしい説明をするより、実際に見てもらう

    これは快感!画期的アコギを生んだ逆転の発想とは スイッチひとつで「上手くなった気になる」ギター | JBpress (ジェイビープレス)
  • ロビー活動に喧しい中国・韓国にノーベル賞は取れない 第1回から受賞して当然だった日本は西洋の差別とも戦ってきた | JBpress (ジェイビープレス)

    今年のノーベル自然科学3賞が出揃ったところで、感慨深く思われることがあります。それは非西欧人科学者の活躍の正当な評価です。 こうした見方に焦点を当てた記事を内外でまだ目にしませんが、思うところを記してみましょう。 非西欧人が5割の自然科学3賞 初めにまず、今年のノーベル自然科学3賞の受賞者を振り返ってみます。 医学生理学賞が、 ウイリアム・キャンベル(1930- アイルランドー米国) 大村智(1935- 日) 屠ヨウヨウ(1930- 中華人民共和国) の3氏、この中では大村教授が最も若く、今後の活躍が正味で期待されていることが分かるでしょう。 ここでは青色発光ダイオードのように日仕事というのでなく、国際的な業績評価で非西欧人が6割を占めていることに注目しておきましょう。 化学賞は、日ではひどい報道のされかたで「米国の大学教授ら3氏が受賞」という、ほとんど意味をなしていない、むしろ間

    ロビー活動に喧しい中国・韓国にノーベル賞は取れない 第1回から受賞して当然だった日本は西洋の差別とも戦ってきた | JBpress (ジェイビープレス)
  • チェス王者の勝利はスパコンに対する人間の勝利:JBpress(日本ビジネスプレス)

    2013年のチェスの世界選手権でマグヌス・カールセン氏(左)がビスワナサン・アナンド氏(右)に代わる世界王者の座に就いた〔AFPBB News〕 ノルウェー人チェスプレーヤーのマグヌス・カールセン氏(23歳)は11月23日、インドのビスワナサン・アナンド氏に勝ち、世界チャンピオンの称号を保持することができた。 だが、カールセン氏はとにかく史上最強だというトップレベルのチェス界の見方を一段と強めたのは、彼がアナンド氏を破った驚くべき方法だった。 彼は新しいアイデアを与えてくれる膨大な数のセコンド(アシスタント)のチームや、事前に対局の戦略を用意するスーパーコンピューターが何台も詰め込まれた部屋なしで勝利を収めたのだ。 ソフトウエア会社チェスベースの共同創業者、フレデリック・フリーベル氏の言葉を借りれば、カールセン氏の勝利は「テニスプレーヤーが時代がかった木製ラケットを1持ってウィンブルドン

    チェス王者の勝利はスパコンに対する人間の勝利:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 加害者になるとはちっとも考えていない自転車の怖さ 轢き逃げも少なくない自転車事故。煩雑な保険請求手続きは被害者に降りかかる | JBpress (ジェイビープレス)

    自転車の横暴は目に余る。自転車は、「たいていすごいスピードで音もなく後ろから来て、人の横をぎりぎりですり抜け(略)、歩道で歩行者を脅かしていたかと思うと、そのまま車道に降り、今度は、車と一緒に道を横切り、横切り終わったら、今度は歩行者の横をすり抜けながら、横断歩道を走り、そのまま、また歩道に上がってジグザグと走り抜けていく」のである。 だから、「日で怪我をするなら、おそらく歩道で、後ろから来た自転車に轢かれてのことに違いない」と書いたのだが、その危惧がこのたび現実となった。ただ、怪我をしたのは私ではなく、友人のCだ。 ウォーキング中に自転車の車輪で骨が粉々に Cはウォーキングが日課で、夕方、近所の緑地などを、スマートなウエアで颯爽と歩く。日にいるとき、私もときどき同行するが、前を行くCの姿は、スタイル抜群、動作機敏で、高校生と見まがうほどだ。 そのCがお正月早々、夕方4時、夫と一緒に歩

  • 裏技を知らなければ大損、安く便利な航空券購入術 オープンジョーの活用~海外旅行を10倍楽しむ法(5) | JBpress (ジェイビープレス)

    「安く便利な航空券を入手する」ことには、私自身もかなりこだわっていて、出張前にパソコンに向かってウェブサイトの時刻表やチケット情報を複数同時に眺めつつ、あれこれ考えるのが常だ。 「うーん、香港からの便は、朝早くかあるいは深夜便しかないな、困った・・・」 「いやちょっと待てよ! 前日の晩は香港ではなく、マカオに泊まればどうだ? やっぱり!」 「次の日ちょうどいい時間のフライトがある。マカオはホテル代も安いから、香港からのフェリー代を考えてもお釣りがくる!」 「広州~深セン間に新しく開通した高速鉄道を使うのはどうだ? 35分で行けるぞ!」 などと、最適解を発見してはちょっぴり悦に入るのが、海外出張前の私にとって、ある種の“儀式”のようになっている。 人は西村京太郎だと思っているのだが、周りには“ちょっとインターナショナルな鉄ちゃん”にしか映っていないようなのが残念だ。 さて、論に戻るが、「

    裏技を知らなければ大損、安く便利な航空券購入術 オープンジョーの活用~海外旅行を10倍楽しむ法(5) | JBpress (ジェイビープレス)
  • ボツになった「テレビ産業壊滅の真相」記事 凋落の兆しは2004年からあった | JBpress (ジェイビープレス)

    11月に、ある大手M新聞社が出版している経済週刊誌から、「日テレビ産業壊滅」についての記事執筆を依頼された。筆者は、まず2004年および2007年にすでに壊滅の兆候があったことを指摘した。そして、その兆候から窺える根源的な問題が今日に至って何も解決されていないから、壊滅したのだと結論した。 しかし、編集委員からは「話が古すぎる」と苦言を呈され、すったもんだのやり取りがあった。筆者としては、テレビ産業界に巣う根源的な病理をえぐったわけで、それにいちゃもんをつけられるとは思わなかった。 話が新しいか古いかなんて、全く質的な問題ではない。というより、2004年にすでに壊滅の兆候があったことは、今、考えると大きな発見であり、それこそ記事に取り上げるべき大問題であるように思う。 しかし、編集委員は頑なに書き直しを要求した。結局、筆者は、全てを書き直す時間も気力も体力も喪失したため、こちらから

    ボツになった「テレビ産業壊滅の真相」記事 凋落の兆しは2004年からあった | JBpress (ジェイビープレス)
  • 喧嘩上等のカメラ店が「ど素人」に教わった商売の極意 | JBpress (ジェイビープレス)

    店員がカウンターの上に数台の一眼レフカメラを並べて説明を続けている。 店員の話を聞いているのは、2歳ぐらいの小さな子供を連れたお母さんとおばあちゃんである。店員は手振り身振りを交えてカメラを操作してみせ、時にはお母さんにファインダーを覗かせたりしながら、使い方を説明している。 お母さんとおばあちゃんは、カメラに関してずぶの素人のようだ。きょとんとした顔をして説明を聞いているが、当に分かっているのだろうか。見ていてこちらが心配になってくる。 もしも業務効率化のコンサルタントがこの店を見たら、「なんと非効率的なのか」と顔をしかめるに違いない。 買うのか買わないのか分からないような相手に、なぜそんなに時間をかけて対応しているのか。相手は素人なんだから、うまく説得してさっさと買わせるか、適当なところで話を切り上げてしまえばいいではないか。 それだけではない。店内を見渡すと、客が写真をプリントする

    喧嘩上等のカメラ店が「ど素人」に教わった商売の極意 | JBpress (ジェイビープレス)
  • なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか 北海道・夕張の村上医師が救急対応の報道に反論 | JBpress (ジェイビープレス)

    6月2日、北海道・夕張の病院で起きたある出来事が全国に報道された。 5月に、夕張市内の男性が首つり自殺を図って心肺停止状態となった。その男性を北海道夕張市立診療所(夕張医療センター)に救急搬送しようとしたところ、理事長の村上智彦医師が受け入れを拒否し、男性患者が死亡した、というのだ。 報道によれば、同センターは2009年秋にも心肺停止状態の自殺者の受け入れを断ったことがあり、夕張市の藤倉肇市長が今回の事態に対して「誠に遺憾」と発言したという。 報道は、センターが救急搬送を断ったことを糾弾する論調である。 しかし、そうした報道から見えてこないことは、あまりにも多い。 村上智彦医師は財政破綻した夕張に単身で飛び込み、地域医療の維持と再生のために、まさに孤軍奮闘している人物である。 そんな村上医師がなぜ救急患者の搬送受け入れを断ったのか。そもそもセンターは当に救急搬送を受け入れるべきだったのだ

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  • パリ郊外で日本人の技光る 子供向けパティスリーに遠方から顧客続々 | JBpress (ジェイビープレス)

    「素晴らしいお菓子処」といったニュアンスを持たせたネーミング。この店が何ゆえ一風変わっているのかといえば、そのターゲットが、大人の町パリにあって、「子供のためのパティスリー」をコンセプトにしているという点だ。 まずウインドーは一見すると、しゃれたおもちゃ屋さんかというようなディスプレー。そして店に入っても、並んでいるもののほとんどが子供向けのアイテム。そんな中に、まるでおもちゃの延長のようなケーキやクッキーなどがあるという具合だ。 「ボンジュール」。迎えてくれたのは、この店のオーナー、アナイス・オルメーさん。店からもよく見える奥の作業場から、制作の手を休めて出てきてくれた。「子供のためのパティスリー」というのは、彼女が長年温めていた夢だった。 それがこうして形になったのは今年の5月。つまりここは、まだできたてほやほやのお店ということになる。そもそも、彼女は最初からパティシエだったわけではな

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  • アルザスのワイン街道は歴史と美、食が競う 仏の地方最大の入場者を誇る美術館も | JBpress (ジェイビープレス)

    超高速鉄道TGVが通ったことで、中心都市のストラスブールまでパリから2時間半という便利さもあって、このところ、アルザス地方まで足を延ばす旅行者は確実に多くなった。 特にクリスマスの時期、この地方では、「マルシェ・ド・ノエル」といって、日のいわゆる屋台のようなもの、それも木造りの山小屋風のおしゃれなスタンドが市街の中心地にずらりと並ぶクリスマス市が有名だ。 アルザス地方のワイン街道 一つひとつの小屋はそれぞれ、様々な手工芸品や料品、お菓子、クリスマスのオーナメントなどを販売するスタンドになっている。人々は、甘く味つけしたホットワインを片手にそれらを巡って楽しむ。寒いアルザスの冬ではあるけれども、この時期が一大観光シーズンであり、「マルシェ・ド・ノエル」見物のための観光バスがフランス各地はもとより、隣国からも連日やって来る。

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