Nick Bilton "Hatching Twitter: A true story of money, power, friendship, and betrayal" を読んだ。 タイトルは訳すなら『ツイッターの孵化』といったところだろうか。鳥がコーポレートアイデンティティであることにひっかけている。 ツイッターのはじまりから、ごく最近までにかけてを綿密な取材をもとに書き起こした本ということになるのだけど、この本の主体は、一癖も二癖もあるような創業者の面々だ。彼らとその周辺の人々が主な登場人物となって、その誕生から成功、さらに権力闘争などが語られる。 ツイッターのそもそものはじまりは、Odeoというポッドキャストの会社にある、と本書ははじめる。Bloggerが買収されて在籍してたGoogleをやめたエヴァン・ウィリアムズ(エヴ)は、ノア・グラスに誘われてOdeoを始める。 やがて、田