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ブックマーク / inflorescencia.hatenadiary.org (8)

  • 「Winny事件」無罪判決を理解するための法律学上の一視点 - 半可思惟

    報道によれば、いわゆるWinny事件について大阪高裁が第一審の京都地裁判決を破棄し、Winny開発者である被告人に無罪を言い渡したということである。 判決が公開された際には全文を読んでみようと思い立つ方もいらっしゃるかもしれない。そこで、判決を読む際のポイントは何か、ということを提案してみたい。 法律学の観点からいえば、件の主たる関心は著作権法分野ではなく刑法にある。すなわち件において幇助が成立するかどうかである。 幇助とはなにか? 件は、ファイル交換ソフトWinnyをインターネット上で公開し、その後、多くの場合著作権侵害にあたる行為を成すために用いられている実態を認識しつつ、さらにWinnyに改良を加えて提供した行為について著作権侵害の幇助を問われている。 しかし、そもそも「幇助」とは何なのだろうか。 刑法62条は以下のように規定している。 第62条 正犯を幇助した者は、従犯と

    「Winny事件」無罪判決を理解するための法律学上の一視点 - 半可思惟
    ogijun
    ogijun 2009/10/08
  • 10代のぜんぶ - 半可思惟

    10代のぜんぶ 作者: 中村恭子,原田曜平出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2005/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (22件) を見る yomoyomo さん「解散式」というかモヒカン族決起集会で幹事をしていくださっていたyucoさんに、その年齢でライアカ!とかを企画するって考えられませんでした、とか年上のひとにバシバシ物を言えるのってすごいですね*1、と言われて思い出したのがこの。 私はもう10代ではありませんが、このの「10代」にはぎりぎり含まれています。 書は主として一都三県すなわち首都圏の15歳から19歳までの男女を対象としたデータやインタビューから、「失われた十年」や現在の社会構造を反映し対応しようとしている様子を描き出そうとしています。 ちなみに「女の子のぜんぶ」と「男の子のぜんぶ」の男女二分構成です。マーケティングですね

    10代のぜんぶ - 半可思惟
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    ogijun 2008/06/24
  • 商標の機能と適法なダウンロードからみるエルマークの不十分さ - 半可思惟

    何かと話題のエルマークは商標なのだが、商標にはトレードマークと言われる「商品について使用をするもの」(2条1項)とサービスマークという「役務について使用をするもの」(2条2項)とがある。エルマークについては以下のように登録されているようだ*1。 【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】 第9類 ダウンロード可能な音楽・音声・画像・映像・映画,ダウンロード可能な携帯電話の着信音用の音楽又は音声,ダウンロード可能なゲームプログラム,レコード,メトロノーム,電子楽器用自動演奏プログラムを記憶させた電子回路及びCD−ROM,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる音楽ファイル,映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,電子出版物,業務用テレビゲーム

    商標の機能と適法なダウンロードからみるエルマークの不十分さ - 半可思惟
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    ogijun 2008/02/24
  • インターネットユーザーの感覚が反映されない政策の歴史 - 半可思惟

    盗聴法(1999年) 東浩紀氏は通信傍受法、通称「盗聴法」が可決された1999年に、「通信傍受法と想像力の問題」において、この法案をめぐる議論の方が抱えていた一種の機能不全について、次のように指摘している。 私がそこで問題としたのは、ひとことで言えば、この法案が、一方でデジタル通信の傍受を想定しているにもかかわらず、他方でその技術的な条件(デジタル通信を傍受する状況)についてあまりに無配慮なことであり、しかもその矛盾が、技術に対する想像力の貧しさに支えられているということだった。 東氏は、通信傍受法の12条にある「立会人」と「切断権」をめぐる議論に、その無配慮さを見出している。 12条は傍受捜査に必ず第三者が立ち会う旨定めた規定であるが、その第三者が「傍受すべき通信」を同時に聴き、必要な場合には傍受の中止をする権利、すなわち切断権を与えるかどうかが、国会で大きな争点となった。 察しの良い方

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    ogijun 2007/12/21
  • ダウンロード違法化を問題視しなければならない5つの理由 - 半可思惟

    報道によると、私的録音録画小委員会第15回会合でダウンロード違法化が既定路線になったということだ。「違法複製物又は違法配信からの録音録画の取り扱い」(ダウンロード違法化)の問題は、「第30条の適用対象外とする方向で対応すべき」という方向らしい。 以下に述べるのは、MIAUの公式見解などではない。私見である。 最初から既定路線だったというのは仕方がないというか、現在の官公庁の人事システムや政策の形成過程を考えれば自明のことである。 しかしながら、やはり今回の対応には問題点がいくつかある。 まず、私には具体的にどのような方策で違法ダウンロードを検知するのか、そのシステム設計が全く見えてこない。仮に有用なシステムが存在し、違法ファイルのみを検索できるようなシステムを現時点で手配できるのであれば、もしかしたら私はダウンロードの違法化に反対はしないかもしれない。しかし、具体的な運用方法について言及さ

    ダウンロード違法化を問題視しなければならない5つの理由 - 半可思惟
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    ogijun 2007/12/19
  • プチ白田先生祭のまとめ - 半可思惟

    anondに掲載された「平成十九年六月十五日白田秀彰演説記録」がすごい勢いでブクマされています。先日のエントリでフォーラムのメモを公開したものの、白田先生の熱さが伝わらないかもなと思っていたので喜ばしい限りです。 さて、CNETの記事「YouTubeやコミケはコンテンツ業界の発展に有効か--著作権のあり方をめぐる議論」では白田先生が イベント内で中心話題のひとつとなったYouTubeについては「他人の著作物をそのままアップロードしているだけで、何らクリエイティブ活動とは認められない」とバッサリ。「来は(パッケージ商品の購入など)お金を出して楽しむべきコンテンツを無料で視聴するなどという下品なことはやめるべき。単なるコピーだけでは何の発展性もない」と日でのYouTube需要そのものを切り捨てた。 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,20000

    プチ白田先生祭のまとめ - 半可思惟
    ogijun
    ogijun 2007/06/19
  • Microsoft is Deadはやっぱり釣り、あるいは、Paul Grahamが見込んだリスクの甘さ - 半可思惟

    Microsoft is Deadは釣りだったということは、Paul Graham自身が言っています… When I wrote that Microsoft was dead, I didn't mean it literally. I couldn't have. Companies aren't alive, so they can't die. In fact "Microsoft is Dead" was what we in the trade call a metaphor. I meant something else. http://www.paulgraham.com/cliffsnotes.html 「マイクロソフトは死んだ」というのは文字通りの意味ではなく、まあメタファーなんですよ、と。 My actual disreputable motive was that

    Microsoft is Deadはやっぱり釣り、あるいは、Paul Grahamが見込んだリスクの甘さ - 半可思惟
  • Rimoなんてどうでも良くなってしまいました - 半可思惟

    はてなからリリースされた「Rimo(リィモ)」。テレビのリモコンのような操作画面で、インターネットの人気動画を楽しめる動画サービスだそうで。 Rimoのチャンネルでは、インターネットで人気の動画がエンドレスに再生されます。これまで能動的にパソコンにアクセスすることでは出会えなかった、あなたの知らない動画とも出会うことができます。 http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20070216/tv はてなのコンセプトは『テキスト中心のネットコミュニケーションで生活を豊かにする』というものだが、動画中心でコミュニケーションもないRimoとは正反対。Rimoを下手にはてな色に染め、『ID連携』『タグ』『ユーザー投稿』といったはてな的な機能を付けると、魅力が失われるかもしれない http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/16

    Rimoなんてどうでも良くなってしまいました - 半可思惟
    ogijun
    ogijun 2007/02/27
    ヤバすぎる
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