米Gartnerが2016年7月11日に公表したパソコン市場に関する調査(速報値)によると、同年第2四半期(4~6月)における世界のパソコン出荷台数は6430万台となり、前年同期から5.2%減少した。パソコンの四半期出荷台数は、これで7四半期連続で前年実績を下回った。ただし市場はいくらか回復の兆しを見せているという。 Gartnerの主席アナリスト、北川美佳子氏によると、これまでパソコン市場にあった問題は、一部の地域における対ドル通貨安を起因とする価格の上昇だった。この問題は昨年、EMEA(欧州、中東、アフリカ)や中南米のパソコン市場に影響を及ぼしていたという。しかし、今年第2四半期におけるパソコン出荷台数の落ち込みは、過去数四半期に比べ穏やかになっており、通貨安の影響は縮小しつつあるようだと、同氏は述べている。 第2四半期は、北米を除くすべての地域で出荷台数が減少した。とりわけ中南米は不
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