東京都教育委員会は、経済的な理由で予備校などで大学受験の対策ができない生徒を支援しようと、都立高校に予備校の講師を招いて授業を行う取り組みを新年度から始めることになりました。 都の教育委員会によりますと、都立高校の大学進学率は、昨年度は58.5%と過去10年間は、50%台が続いています。 都の教育委員会は大学入試の設問の難易度が高くなるなか、経済的な理由で予備校や進学塾で受験対策ができない生徒もいるとして、都立高校に予備校の講師を招いて受験対策の授業を行う取り組みを新年度から始めることにしています。 当面の対象は都が指定する15校で、数学と英語の2教科について1回90分の授業を土日や放課後、夏休みなどの長期休暇中に実施することを想定しているということです。 都の教育委員会は「経済的な環境に左右されず、生徒の希望する進路を実現できるようにしたい。学校の教員にとっても、授業に集中できるような環