スカイマークの男性副操縦士(諭旨解雇処分)が飛行中の操縦室内で客室乗務員らと記念撮影していた問題で、前原国土交通相は12日の閣議後記者会見で「極めてゆゆしき問題」と述べ、同社から提出された写真を公表した。 国土交通省は東京・大田区のスカイマーク本社の立ち入り検査を行い、副操縦士らのライセンス停止など、行政処分を検討している。 前原国交相は会見で写真を指さして、「機長、副操縦士、客室乗務員の全員が運航中にこっち(後方)を向いている。乗客がいる機内でこういう状況が起きるのは、言語道断で許されざる行為」と非難した。 前原国交相は、スカイマークが先月、体調を崩していた客室乗務員の乗務をやめさせようとした機長を交代させた問題についても「安全輸送がないがしろにされ、利益至上主義と言わざるを得ない。安全より利益が上では、航空会社の使命を全うできない」と批判した。