高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」を鑑賞。 この作品は、かぐや姫が地球で生まれ、育ち、人と出会い、そして月へ帰る。 かぐや姫が生きる中で起こった出来事の喜怒哀楽を見事に切り取った、 タイトル通り、「かぐや姫の物語」といえる作品だ。 そんな「かぐや姫の物語」は人間の業を描いた作品であるともいえる。 「かぐや姫の物語」におけるかぐや姫の人物像。そして感情。 本作を見て一番強く思ったのは、 この作品のかぐや姫はなんてワガママで感情の強い女の子だということだ。 見るまで気づきもしなかったが、私は原作の「竹取物語」という作品の名前は知っていたが かぐや姫という人物が物語で抱く感情を全く知らなかったことに気づかされた。 原作の古典「竹取物語」は教科書の授業で触れた程度でしか知らなかった。 そして授業で教わったことを、今思い返してみても、 かぐや姫がどういう感情を持つ人物なのかわからないことを思い出した。