稲川淳二(71)の怪談ナイト「ミステリーナイトツアー 2018」が10月、福岡、大分県別府、佐賀県鳥栖の3都市で開かれる。「怪談は胸にジーンときて優しい。歌っているような感じで話したい」と話す。 工業デザイナー、人気タレントを経て怪談家に転身。1993年に始まった「怪談ナイト」は夏から秋にかけての恒例行事として定着し、観客動員(今ツアー含む)は約54万人に上る。 今回披露するのは「オール新作です」。全国各地を旅してかき集めたネタの数々がもとになっている。怖いだけでなく、どこか懐かしく、ぬくもりを感じさせるのが稲川流。「はじめは笑っていたのが、びっくりしたり、考えたり……。話の落差が大きく、人間の生き方が見えてきます」