<前編はこちら> アニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』と、スマートフォンゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』。2つのタイトルは同時に立ち上げられた。 アニメーションの制作費用は言わずもがな、近年はスマートフォンゲームであっても開発費用は2億を下らないという。 プロジェクトの仕掛け人である星海社の太田克史氏は、ほぼオリジナルに近いタイトルの新規コンテンツを2つ同時に立ち上げたことを「リスク回避」だと語った。 出版社の編集者として、現在の作品消費スピードに危機感を抱く太田氏は、「もう一度“長い商売”に立ち戻る」ために『ケイオスドラゴン』で新しい挑戦をしたという。 「2つの製作委員会」と「濃いファン」は、何をもたらすのか? 1972年生まれ。岡山県出身。星海社代表取締役副社長COO。 1995年講談社に入社。講談社ノベルスで京極夏彦、西尾維新、奈須きのこらを担当。2003年に文芸誌「ファウスト」