本作の脚本、プロデュース、監督を務めたのは、株式会社ブラストの代表取締役である岡部淳也氏。特撮マニアの間でも有名な岡部淳也氏は、80年代後半から特殊造形の分野で活動を始め、様々な経歴を経て2007年から2009年まで円谷プロダクションの代表取締役副社長に就任。これまで「ゴジラ対ビオランテ」「ケルベロス-地獄の番犬-」等の特殊造形、「電脳戦機バーチャロン」「風のクロノア」等のCG映像、そして「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝 THE MOVIE」ではプロデュース、脚本、ビジュアルスーパーバイザーを担当するなど、「この作品も?」と驚かされるほど映画やゲーム、映像作品に多岐にわたり携わっており、幅広い活躍をしている。 岡部淳也氏にインタビューし、映画製作の背景や特殊造形への思いを伺った。 岡部淳也監督 ――本作は「レッドバロン」と「シルバー仮面」の2作品を一つにした作品ですが、製作に至った経緯はどの