『昭和40年男』が創刊したのは2009年の10月29日だった。当時の僕は、あたり前田のクラッカーの44歳で、自分たちの世代を社会の中間管理職者と名付けて社会に積極的にコミットしようと呼びかけた。今もその思いは変わらず、ことあるごとに強くメッセージを発しているが、いまや中間管理職者などと甘えていられない状況だ。俺たちは社会の責任者になった。 当時描いた野望は、ご覧いただいている最新号の告知ページにもあるように昭和40年男だけでなく、他のターゲティングと女性も視野に入れていた。が、なかなかその一歩を踏み出す勇気と力がなく、40年一本でしかも月間にも昇格できないまま10年が過ぎ去ってしまった。だが、もうずいぶん以前から次の一手は昭和50年あたりに決めていた。というのも、49年もひねくれていておもしろいとか、だったら団塊ジュニアと呼ばれるボリュームゾーンの48年まで繰り上げるのもアリじゃないかなん