関西の伝説の深夜番組といわれ、現在も放送が続く毎日ラジオ「MBSヤングタウン」。1967年10月の番組スタートから携わり、多くの新人パーソナリティーを発掘してきたのが渡邊一雄さんだ。 以前は「ナベさん」と呼ばれていたが、同姓の後輩スタッフが入ってきたのをきっかけに「大ナベさん」と呼ばれ、番組関係者やリスナーらに親しまれた。 大阪市中央区の劇場「シアターBRAVA!」で6日に開かれた「大ナベさんを偲ぶ会」には約300人が参列。お笑い界や音楽界などから、そうそうたる顔ぶれが並んだ。 実行委員長を務めた落語家の桂三枝(67)は「三枝が今日あるのは、渡邊さんのおかげ」と涙ながらに語り、渡邊さんが番組で作曲した「夕陽のアンジェロ」を熱唱した。 ヤンタンのパーソナリティーも務めた発起人の歌手、谷村新司(61)は「アマチュアバンド時代に『ラジオでしゃべってみるか』と声をかけられたのがきっかけ。お父さんみ