2015年版間違いだらけのクルマ選び 徳大寺有恒・島下泰久著 最後までクルマが好きで好きで仕方がなかった 2014年11月7日、本書の著者、徳大寺有恒さんが亡くなりました。本書の取材・試乗を終え、原稿を書き上げた直後のことでした。 1976年、徳大寺さんが書いた最初の『間違いだらけのクルマ選び』は、クルマ界にとどまらない大反響を巻き起こし、翌年に刊行された『続・間違いだらけのクルマ選び』とともに合計120万部、書籍年間ベストセラー第1位を記録する売れ行きとなりました。以来、「年度版」(2000年からは年2回)として2004年まで刊行、2006年の『最終版』でいったん休刊した後、2011年には島下泰久さんを共著者に迎えて復活、これまで合計40冊の『間違いだらけのクルマ選び』を刊行してきました。その累計部数は652万部。厳しくもユーモアにあふれた批評を展開することで、日本のクルマ界に大きな影響