乳酸菌飲料「ヤクルト」は73年の歴史と世界で1日約2,500万本を販売するロングセラー&ベストセラーブランドだ。 しかし、日本では売上本数が昭和47年に1,600万本であったのが平成18年には830万本と約半分になっていたが、高付加価値商品の 相次ぐ市場導入によって金額で売上をカバーする状態が続いていた。ここ数年“リブランディング”への取り組みによって売上本数 そのものを急激に伸ばすという大きな成果を上げている。 ■価値が伝わっていない?! ヤクルトが73年売れ続けているには理由があるからだ。しかし、その理由が問題であった。 ヤクルトのイメージは「身体に良い」、「お腹の健康を守る」「良い菌が入っている」という商品特性からではなく、 「子供向け」「馴染みがある」というように、商品価値が全く伝わっていないことが調査によって明らかになる。 “商品の価値が消費者に伝わっていない”ことは、ヤクルトに