三重県松阪市の市役所で、マイナンバーカードの申請を行った70歳の男性が、自身の顔写真ではない他人の写真が貼られたカードを受け取った問題が発生しました。男性は市から「余っていたものを適当に貼り付けた」と説明されたと述べ、松阪市側は「適当に貼ったとは言っていないが、そう受け止められても仕方がない」と返答しました。男性の写真が紛失し、他の申請者の写真が誤って使われたと市側が説明。デジカメのSDカードのデータが破損したため、別の男性と取り違えたとのことです。この問題を受けて松阪市は「厳格な本人確認を行い、SDカードの破損を防ぐ」と再発防止策を表明。三重県の知事も松阪市の対応について「当たり前のことを初めからやらなければならなかった」と指摘しました。