週プレNEWS TOPニュース社会「TOEIC至上主義」が英語学習をダメにする理由。受験者の約4割が日本人なのにグローバルスタンダード? 「TOEIC至上主義の結果、学習者は間違いだらけの英語教育を受ける羽目に陥っている」と語る『TOEIC亡国論』著者の猪浦道夫氏 国際社会で通用する「使える語学力」を標榜するTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)が生まれてから約40年経つが、相変わらず日本人の英語力は向上していないと言われている。 しかし、未だ英語教育の世界では官民総出の支持を受けた「TOEIC至上主義」が跋扈(ばっこ)し、その結果、学習者は間違いだらけの英語教育を受け続けているという。 この状況に警鐘を鳴らし、本来あるべき語学教育を提案するのが『TOEIC亡国論』(集英社新書)だ。TOEICの弊害、そして日本の英語教育の根本的な問題とは? 著者の猪浦道夫(いのうら・みちお)氏