今回の格安航空会社バニラ・エアの車いす利用者への対応について、ネットではさまざまな意見が出ている。「事前に申告すべき」「それをすると断られる」「航空会社側の事情もある」「傷害者差別解消法に違反する」「いや違反しない」などさまざまだ。しかし、そもそもの根本に、車いすで動くことや障がいがあることがどういう日常なのか想像できないところに問題があるのでは、と言うのは、丸の内朝大学でビジネスパーソンと障がい者施設をつなぐ講座の講師をしていた羽塚順子さんだ。(前の記事「バニラ・エアに事前連絡したが乗れなかった車いす女性」) タリーズコーヒーに行ってみるイベント 「障がいのある人にとっては、ちょっとした寄り道すら、とても難しいことなのです」と、羽塚順子さんは語る。 羽塚さんは、公立中学校の身障学級(現・特別支援学級)で障がい児指導に携わった後、(株)リクルートの営業職、編集職などを経て、現在はウェルフェ