台湾東部・花蓮県沖で6日午後11時50分(日本時間7日午前0時50分)ごろ、強い地震があり、花蓮市内でホテルやビルの一部が崩れるなどの被害が出た。台湾の中央気象局によると、マグニチュード(M)は6・0。台湾メディアによると、7日夜までに少なくとも7人が死亡、250人以上が負傷し、67人と連絡がとれない状態だ。日本台湾交流協会台北事務所によると、旅行者を含む日本人9人もけがをした。 1~3階部分がつぶれて大きく傾いた11階建てのホテル「統帥大飯店」には100人以上の宿泊客がおり、大半が救出されたが、フロントに閉じ込められていた男性従業員の死亡が確認された。ホテルには日本人旅行者7人も5階部分に宿泊。助け出された人は「出口が見つからず、右往左往した」と現地のガイドに語ったという。7人は病院で手当てを受けたが、重傷者はいないという。同事務所によると、ほかに30代の女性と70代の男性が軽傷を負った