「日本語を学ぶ場所」は日本語学校に限らない日本で暮らす外国人が増えています。2017年の6月末の時点では、その数247万人。これに伴って日本国内で「日本語を学ぶ人」も増加していて、文化庁が毎年取りまとめている調査報告書「国内の日本語教育の概要」(平成28年度版)によると、約21万8,000人の日本語学習者が日本語学校や大学、その他日本語教育実施機関等で学んでいます。平成24年度の日本語学習者は約14万人でしたので、5年間で78,000人も増えています。 「日本語を学ぶ」というと、日本語学校を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、いわゆる日本語学校である、「法務省告示機関」で学んでいる人は全体の約40%で、そのほかにも大学等機関26%をはじめ、国際交流協会、NPOや任意団体の開催する日本語教室などで学習する方も少なくありません。 日本語学習者がどこで日本語を学んでいるかを表した。(文化庁「国