「大人は私たちの将来のことを考えいない」。自分の未来が危険にさらされている、だから、私たちは声を挙げる。 負け癖がついた身勝手な大人たち。忙しさを理由に何もしない大人たち。そんな大人たちに対し、彼らは真っ向から反発する。自分たちの未来の地球を確かなものにするために…。 昨年の夏、スェーデンの一人の少女から始まった気候変動への対策を求める「気候のための学生ストライキ」は、インターネットを通じて世界各国に広がった。そして、その約半年後の3月15日の金曜日には、世界約40カ国の学生が学校を休んで、同時多発的に路上で抗議の声をあげるという、今後の政治史に残るであろう、歴史的な ”絵” を作り出すことに成功した。ニューヨークでも朝から国連や市議会前、ワシントンスクエアパークなど複数の場所で、ストライキが行われていた。なんだか居ても立っても居られなくなり、私も午後から参加することにした。 奇しくもこの
![青春を「気候変動」に捧げる21世紀の若者たち。ニューヨークの学生ストライキ、ルポ。|Chiyo Yamauchi](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d49ca4251d5bd9ef44050dcee8c06163e51dbcd4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F10525254%2Frectangle_large_type_2_20f048316542845e594b511f84a4fd5e.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)