『大衆の狂気』ダグラス・マレー著。分厚い書籍だ。500頁もある。なぜ購入したのか。 キャンセルカルチャーの動きを見ていて、フェミニズム運動がなぜ暴走しているのか。それを理解するヒントになる、と思ったからだ。 5月だったか。京都市内の大型書店で、本書を立ち読みして、面白い記述をみつけた。しかし、分厚いし、ハードカバーとしては高額なので買うのはやめた。 半年くらいしたら図書館で読めば良い、と思った。 数週間後、同じ書店に行ったら、まだ棚にあった。その日は予算1万円で書籍を買う、と決めていた。東京での用事から京都にもどったばかりで、気分がのっていたのだろう。10分ほど立ち読みして、この内容ならば、半年くらいは楽しめる、と感じたので購入した。楽しめるとは、SNSで紹介する価値がある、オンライン読書会をするだけのクオリティがある、フェミニズム運動を批判的に検証する数少ない書籍なので類書が少ない、など