医学関連の辞書をよく使う翻訳家や医学生に加え、患者を含む一般の人にも医学辞典を活用してもらおうと、日本医学会は、1万5000円以上する医学用語辞典のウェブ版の無料公開を始めた。同会は「すべての医系学会の用語集を辞典に入れたい」とバージョンアップも視野に入れている。【真田悠司】 「日本医学会医学用語辞典」(税込価格1万5120円)をウェブ版で無料公開する。例えば、「心筋梗塞」と検索すると、検索窓の下に、「下壁心筋梗塞」や「急性心筋梗塞」など「心筋梗塞」が含まれる関連用語が一覧で表示される。その中から目当ての用語をクリックすると、日本語と英語の名称が表示される仕組み。 日英それぞれの代表的な用語の横には「★」のマークがつき、複数の表記を持つ医学用語を分かりやすく表示する工夫がされている。「日本語と英語との対応関係の詳細」も表示され、日本語と英語のそれぞれに対応する用語が一目で分かる。 加え
日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の「三師会」は10月1日から、共同製作したスマートフォン用のお薬手帳アプリを公開する。当面はAndroidのみの対応だが、診療報酬改定が行われる来年春には、iPhone向けのアプリも発表される予定で、今後の「電子お薬手帳」の普及に弾みが付きそうだ。 このほど大阪市内で開かれた日本薬剤師会(日薬)の学術大会で、日薬の小田利郎副会長が明らかにした。 お薬手帳は、医師に処方された薬の名前や量、服用回数などを記録し、薬の重複や不適切な飲み合わせなどを防ぐためのもの。現在は紙が主流だが、大阪府では9月から、スマホ用のアプリを活用したお薬手帳の運用が府内全域で始まるなど、電子版も徐々に広がりを見せている。 三師会のアプリは、厚生労働省が推奨する電子お薬手帳の標準フォーマット「JAHIS」(ジェイヒス)に準拠したもので、薬局で手渡される調剤報酬明細書などに印字
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