バーナンキ(FRB)、従来の主張通りに市場の予想を上回る(スピードと水準の両方で)果断な対応をしたわけです。市場も好反応ですね。問題はあとはサブプライムに関する情報開示という技術的な問題との耐久レースですか。 これで日本の利上げは常識的には99%なくなりました。1%は日銀組織マターとして残存。ECBの方も微妙な展開になりそうな予感。 それと非常識的には逆に利上げの可能性がかなりあるかも。昨日のコメント欄に書いたけれども冗談ではなく週明けに武者「鋭角的」路線が実現したら、日銀は針の穴を通す意図をもって利上げ貫徹するかもしれない。なぜならば上記の常識ケースの1%日銀マターにもかかわるけれども、現状の最終着地点(加藤出予測プラマイ0.25%)を福井氏退任まで実現するにはほとんど時間的余裕がなくなるから。 しかもFRBの利下げ転換がこのまま終息する可能性は少なく、バーナンキ一派の理論的背景を考える