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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (3)

  • [経済]駒村康平『大貧困社会』- Economics Lovers Live

    ここ数年読んだ新書の中でもベスト5に入るきわめてすぐれた著作。構造改革路線(小さな政府と規制緩和=トリックルダウン方式)への対抗軸を出しているし、書ではほとんど重視されていないが、マクロ経済政策(リフレ政策)とも調和できる見解だと思う(マクロ関係が弱かったり間違っているように思うがそれはこちら?で修正できると思う)。 僕はリフレ政策でマクロ経済政策を転換しないと、いかなるセーフティネット政策のレジーム転換も失敗すると思っているので、その意味でも書のような「大きい政府、格差縮小」を目指し、かつ世代間対立を深刻化させないでソフトランディングするためには、いまの(資産価格をターゲットにした日銀行の事実上のデフレ政策を転換する)リフレ・レジームが必要だと考えている。 ちなみに日ではなぜか誤解されてるけれども、小さい政府=規制緩和というのは間違った認識で、労働者や社会的弱者を厚く保護する=大

  • FRB、公定歩合引き下げ。 Economics Lovers Live

    バーナンキ(FRB)、従来の主張通りに市場の予想を上回る(スピードと水準の両方で)果断な対応をしたわけです。市場も好反応ですね。問題はあとはサブプライムに関する情報開示という技術的な問題との耐久レースですか。 これで日の利上げは常識的には99%なくなりました。1%は日銀組織マターとして残存。ECBの方も微妙な展開になりそうな予感。 それと非常識的には逆に利上げの可能性がかなりあるかも。昨日のコメント欄に書いたけれども冗談ではなく週明けに武者「鋭角的」路線が実現したら、日銀は針の穴を通す意図をもって利上げ貫徹するかもしれない。なぜならば上記の常識ケースの1%日銀マターにもかかわるけれども、現状の最終着地点(加藤出予測プラマイ0.25%)を福井氏退任まで実現するにはほとんど時間的余裕がなくなるから。 しかもFRBの利下げ転換がこのまま終息する可能性は少なく、バーナンキ一派の理論的背景を考える

    FRB、公定歩合引き下げ。 Economics Lovers Live
  • アメリカからみたら日本の物価ってインチキすぎ

    というのが趣旨にしか読めない論文です。知人が今朝方メールで教えてくれた論説です。いま猛烈に眠いのでリンク先だけご紹介。 http://digitalcommons.libraries.columbia.edu/japan_wps/247/ (追記) 正確にいえば、問題あるCPIを前提にして金融政策やってる日銀っておかしすぎ! というのが来の意図だと思います。以下は、finalventさん、Baatarismさんからのリクエストも頂きましたので、要点を書いてみます。 消費者物価指数(CPI)は、ある基準時点を100としたとき、比較時点で消費者が買う財・サービスの価格がどの水準にあるかを示す指標。類似の概念にはGDPデフレータや企業物価指数などがあります。 このCPIには「上方バイアス」が恒常的に存在していることが知られています(直感的ないいかただとインフレ気味に出るということ)。しかし日銀

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