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ブックマーク / wallstny.exblog.jp (5)

  • アンダーウェイト・ジャパン? | ウォールストリート日記

    外国人投資家がいつ頃からどの程度日株をアンダーウェイトにし始めたかは定かではありませんが、バブルの後遺症から抜け出した2003年頭から2005年頃までの間は、小泉政権の構造改革への高い評価と期待感もあり、国際比較で割安に放置されていた日株を、外国人投資家は積極的に買いに回ったと言われています。 この間に日株は急速に値を戻し、東証上場全銘柄の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、2003年4月につけた770ポイントを底として、一時は1,800ポイントレベルまで回復しました。おかげで低迷していた日企業の年金基金の運用リターンは大幅に改善し、日全体が安心感と、ちょっとした株式投資熱に包まれたのは、記憶に新しいところです。 そのような言わば「脱リストラ相場」は 2005年に一服し、日に再注目した外国人投資家の間では、「世界二位の経済大国である日は、ここからどのように再成長路線を描

    アンダーウェイト・ジャパン? | ウォールストリート日記
  • KKRとファンドIPOの行方 | ウォールストリート日記

    先日のブログで、米国議会がプライベートエクイティファンドに対する増税案を検討しているという話や、バブル感のあったレバレッジド・ファイナンス市場が減速気味であり、LBOブームの終焉を懸念する声が聞かれるようになっている、という話を書きました。 そんな中、LBOファンド各社が以前から噂されていた通りにIPOを実行していくのかが注目されていましたが、WSJの速報(米国時間7月3日夕方)によると、Blackstoneと並ぶ業界最大手のKKRも、IPOのファイリングを行ったようです。 詳しいことは機会があればまた書きますが、案件規模は$1.25bn(約1,500億円)であり、NYSEに「KKR」のティッカーコードで上場予定のようです。また、パートナーが多額のキャッシュを手に入れたことで話題となったBlackstoneの案件と異なり、KKRのオーナーは一切売り出しを行わない(よってキャッシュアウトをし

    KKRとファンドIPOの行方 | ウォールストリート日記
  • ウォールストリートへの「致命傷」? | ウォールストリート日記

    PEファンドやヘッジファンドが投資家から多くの資金を集めて繁栄し、またウォールストリートもその活動を支えるなどして活況に沸いていることはいつも書いている通りですが、そんな時代はもうすぐ終焉を迎えるかもしれません。 先日若干触れた通り、Blackstoneの共同経営者たちがIPOで何百万ドル(数百億円)という報酬を手にし、金融界や産業界で大きな力を振るっていることや、ヘッジファンド業界のトップに君臨するファンドマネージャー達が多額の報酬を手にしていることは、ワシントンからいらぬ関心を呼ぶ結果となってしまったようです。 各メディアが伝えているところによると、現在アメリカ議会では、上場PEファンドに対する増税案を皮切りに、PEファンドやヘッジファンドを含むリミテッド・パートナーシップ全般のファンドマネージャーに対する増税案が検討されているそうです。 税金についての専門家ではないので詳しいことは分

    ウォールストリートへの「致命傷」? | ウォールストリート日記
  • コードネーム:BX | ウォールストリート日記

    同社のIPOは、事前に投資家からのヒアリングに基づいて定められる株価プライスレンジの上限であった$31で前日21日に値決めが行われ、北米のみならず、欧州、中東、アジアなどの多くの投資家からの需要を集めて、大成功に終わったようです。 週の前半には、複雑怪奇なバリュエーションや上場PEファンドへの増税案の話がこれ以上深堀りされることを嫌ってプライシングの日程を前倒しにした、などと主要金融メディアに厳しく報じられていましたが、投資家からの需要は強く、取引開始時には$45まで上昇し、その後急落したものの、初日の終値は上場価格を13%上回る$35.06だったようです。 話が長くなりそうなので、いくつかに分けて書いてみたいと思います。 案件概要と創業者利得 BlackstoneのIPOは$4.6bn(約5,600億円)という規模で、これはアメリカにおいて過去5年間に行われた中では最大のIPOだそうです

  • アクティビストの投資手法 | ウォールストリート日記

    株主が企業に対して株主リターン改善に向けた行動を迫ることを「シェアホルダー・アクティビズム」と呼びますが、最近その事例をニュースなどで目にすることが増えている気がします。その原因として考えられるのは、アクティビストと呼ばれる投資家がその存在感を高めていることに加えて、公的年金や投資信託といった一般機関投資家も、企業に対する働きかけを強めていることが挙げられると思います。 日もこのトレンドの例外ではないようで、6月前半にUBSがシェアホルダー・アクティビズムを主題とした投資家向けカンファレンスを東京で開催した際には、多くの投資家から強い関心を集めたそうです。 そのカンファレンスでは様々な投資家が各々の投資スタイルについて説明したようですが、最も注目を集めたのは、最近日で活発な行動をみせるSteel Partnersかもしれません。 最初に投資した企業が鉄関係であったことからその名がついた

    アクティビストの投資手法 | ウォールストリート日記
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